PasqalとLG CNS、AIデータセンター向け量子・AI基盤の共同開発で覚書

PasqalとLG CNSは、AIデータセンター向けのハイブリッドAI・量子コンピューティング基盤を共同開発する3年間の覚書を締結した。量子計算資源の統合や運用管理、韓国内外での商業機会の開拓に取り組む。

発表概要

両社は、Pasqalの中性原子量子コンピューティングハードウェアを、LG CNSのAI Haus環境およびAIデータセンター基盤と統合する方針だ。計算負荷の高い処理を対象に、AIと量子計算を組み合わせるハイブリッドシステムの構築を目指す。 協力範囲には、AIデータセンター内における量子計算資源の運用統合、管理、導入方法の検討も含まれる。拡張可能で企業利用に対応したアーキテクチャーの基盤を整えるとしている。 さらに、AI・量子対応データセンター関連ソリューションについて、韓国内外の商業機会を共同で開拓する。現時点では、具体的な導入時期や対象顧客、システム性能、投資額、商用契約の規模は示されていない。

重要ポイント

  • PasqalとLG CNSが、期間3年の覚書を締結した
  • Pasqalの中性原子量子コンピューターをLG CNSのAI HausやAIデータセンター基盤と統合する
  • 量子計算資源の運用、管理、導入方法を共同で検討する
  • AI・量子対応データセンター関連ソリューションの商業機会を韓国内外で開拓する
  • 具体的な導入時期、対象顧客、性能、投資額は公表されていない

技術・事業上の意味

技術面では、量子プロセッサーを単独で利用するのではなく、既存のAIデータセンター基盤に組み込み、運用や管理を含むハイブリッド計算環境として整備する点に意味がある。事業面では、Pasqalにとって韓国とアジア太平洋地域での基盤強化につながり、LG CNSにとってはAIデータセンター事業に量子計算資源を取り込むための検討機会となる。ただし、覚書段階であり、実際の性能や商用化の規模を評価できる情報はまだ限られている。

今後の注目点

今後は、AI基盤と量子ハードウェアをどのように接続し、どの処理を量子側に割り当てるのかという具体的な構成が焦点となる。実環境での運用試験や性能指標が示されれば、拡張性や企業利用への適合度を判断しやすくなる。加えて、導入時期や対象顧客、国内外での商用契約が具体化するかが、覚書から事業展開へ進む度合いを測る材料となる。

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